ジャンベとアコースティックギターで島唄を斬新に進化させる手法はここから始まった!
二人のアイディンティティが化学反応を起こした記念すべきファーストアルバム。島唄アレンジの「いきゅんにゃ加那」、ライブで定番「ネリヤカナヤ」、カリンバの美しい音色の「ハマオレ」を収録。
奄美の血をひくなら「奄美のルーツを探り出せ!」
奄美の血をひくなら、沖縄とは違う奄美の島唄を 僕らなりにアレンジして作りだしてみよう!というのが原点。
三味線(さんしん)ではなくギター、 チジン(太鼓)ではなくジャンベ(アフリカの太鼓)。 これまで自分たちのやってきたことで 若い世代にアピールできる島唄の存在をしらしめることが目標。島唄だけではない新しいポップスを作りたい、というのは欲張り? 現在、試行錯誤なりにも斬新なアイディアに何かを感じてくれると嬉しい!
レコーディング裏話
このCDは通常のレコーディングよりも圧倒的な早さで完成されつつも ふたりのアコースティックサウンドを基本にシンセサイザーなどの音を加え より楽しめるように工夫しました。
というのも、クリックを聞きながらリズムをしっかりと取るのが通常のレコーディングですが、僕らは「せえ〜の」でリズムが多少崩れようがノリを大事に録音。最近ちまたではコンピュータに合わせるのが普通ですが、逆でコンピュータが僕らにあわせるという大胆不敵な(笑)まったく逆のカタチを採用。でも、これがネリヤ★カナヤにあっていると思いましたし、聴くみなさんにも自然なノリで受け入れていただけると思います。
最も大変だったのはやはりカリンバの音入れ。実はこの曲だけすべてぼくヒラタの自宅で録音したのですが、小さなマイクをカリンバにとりつけるアイディアがでるまで四苦八苦。そのかいあっていい感じでとれて満足、満足!
1.いきゅんにゃ加那
2.悲しみの華を散らして
3.Interlude〜ハマオレ
4.TOKYO DIAMOND CLUB
5.ネリヤカナヤ
6.HAMA-OLE
奄美で最もポピュラーな島唄を斬新にカバー!ゆったりとした島唄をビートにのせ英語まで交えてそれでいてシンプルに! ここから奄美の新しい島唄が始まります!
ちなみに「いきゅんにゃ加那」の意味は「行ってしまうんですか?愛しい人よ」という別れの切ない気持ちを唄ったもの。
蛇足ですが、、 曲が流れ出しすぐに僕らネリカナふたりの会話が聴こえます。 何をしゃべっているのか?すでに噂の的?
元光ゲンジの大沢樹生に提供した名曲を自らカバー。歌詞は平安時代の姫君と平民の叶わぬ恋の唄。 もともと「レゲエに大和言葉をのせてみたい」 というアイディアから作ったのですが、 ネリヤ★カナヤに何故にこんなにもぴったりあうのか?作った本人がびっくり。
ラスト曲の「HAMA-OLE」をアカペラで印象的なメロディを ちょっと先にお聞かせいたします!
THE GAN GAN RADIO BAND、平田輝バンドでも人気曲を 僕らはエフェクト処理のみでたったふたりのサウンドをハードに仕上げました。ニューヨークでの経験を歌詞にしたものですがあいまるように大胆なクラブサウンドにも聴こえます。
島唄ではないのですが、ネリヤ★カナヤサウンドの原型というか今後も あとをひきそうな挑戦的な楽曲です。
奄美の島唄の原点は唄遊び。そして六調(踊り)に大合唱!
ネリヤ★カナヤのテーマ曲とも言えるこの楽曲。しかし、もともとネリヤ★カナヤのために作られたわけではなくボクひらたのストック曲だったんです。 でもこういうサウンドがやりたかったんですね。ライブで大合唱を目標!見事にネリカナサウンドにはまりました! 「悲しみを未来にかえて」というメッセージをこめて 「大騒ぎしよう!」と唄っています!
ラストを飾るこの楽曲はMayumi作詞作曲の美しい名曲!最初ぼくヒラタもびっくりしたカリンバをたくみに使い奄美の八月踊りのリズムをとりいれ Mayumiみずからリードボーカルをとります。 波とともに最後を締めくくります!
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