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奄美ASIVI 2002-2daysライブツアーレポート【平田輝編】

2002年7月6日(土)3日目&4日目

ピーカンである!そう今日が晴れれば文句はない!(笑)10時にチェックアウトなのでホテルロビーに集合。汎くんは、死にそうな顔をしていたが(笑)午後には復活!さて、今回のツアー奄美満喫コースは、住用村にあるマングローブ原生林カヌーツアー!

昨年は、瀬戸内町で、潜水艇で海の中を満喫したが、今回は自力で漕いでもらおうという企画で(笑)地元の人たちがこぞって遊びにくると評判を呼んでいるし、奄美のブルースマン榊義弘氏のオススメで「何も聞こえなくなって、オールを漕ぐ音や自然の音の中だけで気持ちいい」と聞いてこりゃ、いかないと損をする!(笑)と決めたもの。運のいいことに、mayumiの同窓生の旦那さんののぶさんがこちらで働いていて、お願いして楽に13時に予約してもらうことができた。

が、昼飯をこの11人で食う場所が見つからず、結局はホテルで飯を食うことになり、それまでみんな適当にうろうろうろうろ(笑)ボクも久しぶりに港のほうに出てぼ〜っとできたのだけど、岸壁に、はりせんぼんがウヨウヨ。僕らが奄美にいた頃は、はりせんぼんは確かに見かけた。が、熱帯魚などの小さな魚がいてこんなにはいなかった。はりせんぼんの異常繁殖だそうだ。奄美も湾内の工事が進んでいるので、生態系がかわってきてる証なのかも。悲しい話だ。

ホテルで飯を食って、焼酎がないことをしっている古澤さんは、早くもビールを頼んでいた(笑)で、12時過ぎに出発。奄美の工事が進んで悪い話ばかりではないのが、トンネルが開通して、この住用村や瀬戸内町は随分近くなった。が、1本道で往復あわせて2車線のために、遅い車が前にいると最悪。30分で着く予定が40分以上かかってしまった。

焦って到着、そんな僕らをのぶさんや奥さんが優しく迎え入れてくれてほっとした。僕らがカヌー乗り場に行くと、前の団体が、オールの使い方を習っていた。で、次に僕ら。1人乗りと2人乗り、どっちがいい?と聞かれて、みんな困る。のぶさんのアドバイス「一人乗りのほうが安定しやすい」の一言に全員一人乗りに決定。

一人ずつセーフィティジャケットが手渡され、みんな無難に着こなすが、ベースの早川くんだけが「入らない〜」と泣いていた(笑)で、オールの使い方の勉強会へ。のぶさんが講義を始めたら、古澤さんが、「あぢ〜、あぢ〜」と飛び上がりだす(笑)13時すぎなので陽が高いために、じりじりと焼けたアスファルトに裸足で立つとやけどするぐらい熱いからだ(笑)もう古澤さんの飛び上がりようにメンバー大爆笑!ボクが用意してあげたサンダルがまた子供用だったらしく、古澤さん、足の半分、我慢の子だったらしい(ごめんなさい 笑)

講義も終了。カヌーへ乗り継ぐ。みんなワイワイガヤガヤでドキドキだが、乗ってしまうと勝手に動き出してのぶさんに怒られる(笑)でもたしかに気持ちがいい。一人にしてくれ〜、って感じだ。たださっきも書いたけど太陽が高いために暑い!おかげで、ボクは、腕をやけどするぐらいに日焼けした。長袖で乗ることをオススメするぞ!

ちなみに、このマングローブ原生林は当然のことながら国定公園。東京ドームの13倍の広さなのだそうだ。約1時間かけてカヌーを漕いで戻ってくるわけだけど、最初は水流が逆で大変。広いところでれば、自由に行動できる。女の子は遅くて着いていくのに必死だった、といってたから、女の子が先頭でいったほうがいいかもしれないな。でもマングローブに入って細いところでも、みんなうまく漕いでたし、外山さんなんか中に入りすぎて怒られてたし(笑)1人乗りは自分勝手できてかなり楽しかった。みんなでカヌーを寄せて並んで撮ってもらった写真はいい思い出になりそうだ。(この写真、後日郵送されてくる予定なのでそのうちアップしますね)

帰りは来た道を引き返すだけ。今度は水流が同じ方向なのでスイスイいく。もう終わっちゃうの?と思うと嫌だったので逆戻りなんかしたりして(笑)古澤さんは、岸にたどりつき、タバコを一服!と思ったら「ダメですよ〜、禁煙です〜」とまた怒られてたし(笑)みんなが子供に戻った楽しい時間だった。ところで、これ、いくらだと思う?入園料いれて2000円!安すぎでしょ!来年ツアーをやるなら絶対にここへみんなと来たいな!誰か、まとめ役買ってでてちょ〜!

と、こんな感じで楽しくカヌーは終了。みんなで撮った写真は、園内に張り出してくれるかも、嬉しはづかし(笑)

で、展望台があって、モノレールで上がっていくことのだが、このモノレールが異常に遅い(笑)それでも、マングローブ一体が見渡せるというので、上がってみることに。やはりモノレールが遅いのでみんなで、近くのでかいシダを見つけて撮影タイム。そこで、その展望台から降りてきたおじいちゃん、おばあちゃん軍団(約7.8名)が、ベンチに座り涼んでいたが、このあきらかにアマミアンではないことがネリカナ一行を標的にする(笑)特に、金髪の小倉さんが標的か(笑)小倉さんが、ミュージシャンと説明しているところにオレもその輪に入っていったら、以下、会話。

おばあちゃん軍団「あんたは何をしてるわけ?」
ひらた「唄をうたってます」
おばあちゃん軍団「どれ唄ってごらん」
ひらた「わかりました、唄いましょう」

と、「いきゅんにゃ加那♪」を唄いだしたら、みんないきなり笑顔に(笑)そして、そこで手拍子に大合唱になっちゃって(笑)凄いほのぼのとして楽しかった。一人のおばあちゃんは、唄いやめないし(笑)奄美にはみんなが唄える唄があるんだなあ。凄いことだと痛感。みんな笑顔だし、やっぱ唄う楽しさをしってるんだね。あぁ〜、奄美にいるんだ、と思った。奄美に生まれてよかった、と感動した。

そんなこんなで、展望台へ。マングローブ全体が見渡せ、さっきのカヌーで辿った道を見ることができる。またここが風が吹き抜けて気持ちがいい!メンバーは口を揃えて「降りたくない!」と言っていたが、古澤さんは、タバコが切れて吸えないのが嫌らしく、「オレ、先に降りる」(笑)

というわけで、マングローブ原生林カヌーツアー終了!楽しかった〜!

そして、市内を抜けて一路、空港へ!と思いきや、外山さんの提案で、20年前に来た時に感動した「あやまる岬」の、リーフをみんなに見せてやりたい、ということで時間もあるので空港前に寄ることに。

リーフとはサンゴ礁環のことで、奄美の周囲をこのリーフが覆っている。潮がひくと、このリーフをわたって、せいぜい腰の高さぐらいの水なのに沖まででることができて、運がよければ(?)さんご礁の間で満ち潮を待つウツボとか沖の生物に遭遇できる(ボクはもぐったら目の前にウツボが2匹。目があったことがある 笑)

ただ、残念なことに、満ち潮で、リーフは拝めなかったけれど、みんな水の綺麗さに感動。メンバーの半分は、海にフルチン同然(笑)で飛び込んでいたし、古澤さんなんて、杖をついて海辺を歩くもんで、玉手箱を開けた後の浦島太郎のような様相で、みんなのそれぞれのキャラクターで笑わせてもらったし(笑)小倉さんは、昨年、息子が東京に持ち返ったヤドカリが生き延びれずに、その亡骸を、奄美に返してほしい、と頼まれていて、それを砂辺に戻していた。(ちなみに、小倉さんも調べてわかったそうだが、ヤドカリは天然記念物で採ったりしたらいけないそうだ。知らなかった!みなさん、気をつけるように!)

約30分後。遊び疲れた大人の子供たちは(笑)奄美から高く飛び立っていきました!とさ!おしまい!

と、いいながら、僕とmayumiは1日遅れで帰ったはいいが、またまたGMやASIVIに顔をだした途端に「ネリヤ★カナヤがいるので、飛び入りで歌ってもらいましょう」などといわれ3曲披露。憲吾がベースを弾いたり、サーモン&ガーリックのガーリックがボンゴ叩いてくれたりして何でかまた盛り上がってしまってました(苦笑)そのあと、また飲み会が始まり結局、家にたどり着いたのは4時だし、それから姉貴が起きてきてくれて話しだしたら6時30分!こりゃノドも潰れるわね(笑)

ちなみに、その日の夕食はボクの友人の一郎のお店「ソイマール」でカレーをご馳走になったが、絶品!うますぎ!シマはどこいってもうまいわ!最高!(だから太るんだよね(苦笑))

4日目はもう帰るつもりで準備に入っていたが、奄美の小中高校生を中心にオーディションした元劇団四季の方々がプロデュースする「パーフェクトファミリー!?」のリハーサルを観にいった。実は、こういうことは奄美にとっては稀なチャンス。なんと、この30名足らずのオーディションにボクの姉貴の子供たち3人が受かってしまったのだと。2002年7月28日が本番でとても見たかったがネリカナは北海道にいて見ることが出来ないためにリハーサルを見せてもらった。

休み明けだったので、ちょっとルーズだったらしいが、それでも、みんな可愛いし、楽しくやっているし、才能もあふれているのは明らか。末恐ろしいものを感じて僕らが帰ろうとしたら、特別にエンディングシーンを披露してくれることになったのだが、そのかわりの条件が、「歌手なら二人とも唄ってよね」(笑)子供たちはしたたかだ(笑)唄とダンスはとても楽しかったし、みんなすばらしかった。で、ボクラも「ヨイスラ」、マユミのリトミックというリズムダンスを仕込みながら「いきゅんにゃ加那」と披露したのだけど、ボクのノドが最低(苦笑)ちゃんと声がだせずに残念。「大丈夫よ、うまいからきっと売れるよ〜」なんて小学生に励まされてました(笑)でも、奄美の子供たちにチャンスがあることは素晴らしいことだし、才能のある子供たちがいることも驚き!気張れ!奄美の子たちよ!

ドタバタの4日間になったが、得たエネルギーが大きかったと思うし、恒例になりつつあるこの奄美ライブツアー。反省点はいくつもあるのだけど、また来年もやりたい!と意欲も湧いたし、今回、連れてこれなかった一般のツアーのみなさんも、来年はぜひ参加できるようにしたい、と思っている。台風で大変だけど夏はこれからが本番。まだまだ楽しんで行こうかな?

2002年7月12日 平田輝

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