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ほこら舎通信060 ネリヤ☆カナヤラストライブin東京(2012年7月11日発信)



━━━━【HEAD LINE】━━━━━━━━━━
1.ネリヤ☆カナヤ&平田輝バンドライブ<東京>
2.♪コラム ゆんきゃぶらせて!VOL.29
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うがみんしょーら!平田輝です。
奄美での2daysライブは大いに盛り上がりました。
ご来場ありがとうございました。

特にネリヤ☆カナヤは奄美での最後のライブであり
アンコールが鳴り止まず3時間の長丁場ライブで
感慨深いものになりました。
ゲストのみなさん、応援いただいたみなさんに感謝です。

さて、遂に南青山マンダラにてネリカナ最終ライブ。
さすがに3時間にはならないと思いますが(笑)
盛りだくさんの内容で最後まで楽しいライブにしたいと思っています。
是非、以下、ご来場をお待ちしております。

また、コラムは「ネリヤ☆カナヤ、活動休止の真相?」
是非、ご一読くださいませ。
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♪ネリヤ☆カナヤ&平田輝バンドライブ情報
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♪2012年7月21日(土)南青山マンダラ
「平田輝PRESENTS LIVE」
OPEN18:00 START19:00
TICKET:\3,600-(※1ドリンク付 全席自由)

【出演】
VOX-IV、平田輝バンド、
ネリヤ☆カナヤ、ノチ圃ド(ノチホド)
※Nana(from 大阪)は出演者の都合により
キャンセルとなりました。
※ゆっくり座ってご覧いただきたいため
120名限定ですのでご了承ください。

【見どころ】
ネリヤ☆カナヤの見納めのライブとなります。
また数十年ぶりにVOX-IVと平田輝バンドが
同じステージに立ちます!
大人の音楽をたっぷりと聴いていただきたいです。
また、オープニングアクトには、
今後期待の「ノチ圃ド(ノチホド)」
(Vol.Perc.&Fl.西平せれな、Gt.盛保道)も登場!

お洒落で食事も出来るレストランライブを
優雅にお楽しみください。

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♪ ゆんきゃぶらせて!VOL.29(平田輝)
「ネリヤ☆カナヤ、活動休止の真相?」
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ネリヤ☆カナヤが今年7月いっぱいで
活動休止することになり、このたびは
FBやmixiなどでたくさんのコメントをいただきました。
ありがとうございます。

惜しまれつつ終われることは
本当にありがたいことだと思っています。

今回の活動休止の理由は「やりきったから」。
そうお伝えしました。それは真実です。
でも確かに多々あります。

一番勘ぐられるところとしては、
「僕とmayumiの仲が悪くなった」ということでしょうが、
はっきり言いますと、ずーっと仲は悪いです(笑)
そういう意味でいうと13年間続けてこられたことは奇跡的(爆)

性格がかみ合わないのは最初からわかっていました。
ただ一番最初にびっくりしたのは、
鹿児島から上京してきたばかりのmayumiと再会し
横浜の路上ライブを始めた僕につきあい、
打ち合わせもしていないのに
音を出した瞬間にピタッとグルーブがあったこと。

長年、音楽をやっていますが、
グルーブがあう人間ってそうそういないんです。
そういう意味でも奇跡的な再会でした。

もうひとつ大きく違うのは、
僕はシンガーソングライター。
mayumiはドラマーです。
この時点で観点が違うんです。

ですから曲をアレンジしている最中は、
むちゃくちゃにケンカすることが多々ありました。
とにかく、お互いに主張をゆずりあわないんです。

でも、二人は目指すものを同じにしていました。
それは「奄美に生まれついた意味」を探していたこと。

僕自身の話でいうと、
ずっとポップロックな音楽を追及してきて
東芝EMI時代にもディレクターから
「奄美出身なんだから奄美を意識した曲を作れば?」
と言われた時に内心ドキとしました。

いつもどっかで僕もそう思ってはいたんですが、
何を歌えばいいのか、どういうメロディにしたらいいのか
アイディアはまったく出てこない。
だから「自然にできるのを待ってるんです」
とかいって誤魔化していたんです。

そのうち、平田輝バンドを機にmayumiとつるむようになり、
お客さんから「奄美出身なんだから奄美の歌をやれば?」と
同じことを言われた時は、二人はすんなりと
「そうだね」と思い、すぐに二人が知っている
(僕はこの1曲しか島唄を知らなかったけど(苦笑))
「いきゅんにゃ加那」をアレンジして
みんなに喜んでもらえた時に
「これだ!」と膝を叩くように
ネリヤ☆カナヤが誕生しました。

それから僕らが代表作と言い切る「YOISURA」が
本当につめてつめて詰め切って出来た時に
僕らの方向性がはっきりと見え、ケンカしつつも
3枚のアルバム「ほこらしゃ」までは本当に勢いがありましたし、
3枚とも個性的でいいものを作ったと自信も持っていました。

ただ「ほこらしゃ」を作った時に
二人ともこのアルバムを超えるプレッシャーを感じていました。
島唄のアレンジがネリヤ☆カナヤの真髄と信じていました。

次に「ASABANA」をやることは
見えていましたがなかなか完成しない。
そのうち、同窓生から
「奄美の野球リーグの曲を作ってくれ」と
頼まれた時に「すっとごれ」が完成し、
ようやく次のアルバムが見えてきました。
そして「ほこらしゃ」から4年掛けて
じっくりと出来上がったアルバムが
最高傑作と自負する「HALKANA」です。

そして、最初のほうで書いた二人の共通した想い
「奄美に生まれついた意味」
それをアルバム「HALKANA」でたどり着いた気がします。

その証拠に、その後、枯れ果てたようにアイディアが出ず
早4年立ち、ライブも同じ曲の繰り返し。

また、奄美FMディ!でも「ネリヤ☆カナヤのむじらいトーク」
と言う番組を持たせていただき、5年間をやってきましたが、
これもネタぎれの様相。
ダラダラとやるのも奄美らしいのかもしれませんが、
これが僕の性格上できない。

とにかく、二人がケンカしようが何しようが(苦笑)
次の一手がみつかれば活動継続は可能だったと思います。
やはり「やりきった」に尽きるのです。

思うに2001年の11年前。
平田輝バンドを解散した時も似たような気持ちでした。
ライブ活動も新曲も「次、どうしよう?」
その時、既にネリヤ☆カナヤが新しい可能性を広げていました。

同じように、ネリヤ☆カナヤに可能性が見出せない今、
平田輝としてのソロ活動が展開し、
次から次へとイメージが湧き出てくるのに
自分でもびっくりな状況です。

まさかもう一度、ソロとして
バンドをやることになるとは
夢にも思っていませんでしたから。

実際、ソロは終わったと思ったのであの時、
「平田輝」という芸名から
本名の「平田明」に戻したのです。

時代は繰り返すんですね。

ですからまた何年後かに、
またネリヤ☆カナヤとして
「すげえアイディアが浮かんだからやるべ!」と
どちらかが言い出す可能性は0ではないのです。

いやその逆で、もしかしたら
二度とネリヤ☆カナヤは復活できないかもしれません。
でも、それはそれで神のみぞ知ること。

いずれにしても僕もmayumiも少し距離をおいて
それぞれの音楽をひたむきに追求し続けることが
次の新しい音楽につながっていくのだと思います。

いつかまたネリヤ☆カナヤとしてお会いできる日まで、
心から応援ありがとうございました。

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最後までお読みいただきありがとうございました!
みなさまが今年も「ほこらしゃ」でありますことを!
2012年のテーマは「昇り龍」!
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