前作「親愛なる者たちへ」は11年ぶりのソロアルバムであり、僕としては復活というより大切な仲間へ感謝を伝えて僕の最後のアルバムになるだろうと覚悟のもとにリリースしました。ところが高校の友人である小山薫堂氏をはじめ、多くの人から思わぬ支援や反響があり、おかげで今までにないソロ活動を広げることができました。そして、おかげさまで、今作「第2章〜敗者復活戦〜」は3年ぶりのアルバムを完成させることができました。みなさんへ感謝につきません。
この3年間で多くのライブを通じて多くの人に出会いました。特に嬉しかったことは、僕の歌をみなさんが口ずさんでくださること。特にバラードである「さらば友よ」でさえも大合唱になった時は鳥肌が立ちとても感動しました。
お客さんとの一体化。僕が求めてきたことは「これなんだ!」と強く感じました。ですので今回、みなさんの意見や感想、人生のエピソードなどから歌詞を紡ぎあげ、ライブでみなさんと一体となり大合唱できるようなアルバムにしたいと思い曲を紡ぎあげてきました。
そして僕は遂に50代に突入。「人生は50から」とよく聞きます。アルバムのタイトル通り人生の「第2章」へ一歩踏み出し、老いや死を少し意識しつつも、残りの人生を思い切りみなさんと楽しみたいと思っています。そして、前作の想いを引き継ぎ「紅白出場」という夢をみんなで掴めたら、そんな気持ちをこめた曲ばかり。一気に聴いてもらえると嬉しいです。
そして、今回も全曲、大学時代からの盟友、ギターリスト池田和也氏と、知り合って1年足らずなのに、包み込むようによくしてくれるBARAKAのスーパーベーシスト依知川伸一氏が参加いただき、曲を更に輝かせてくれています。また、小山薫堂氏や秘書の小夏ちゃん、ほこらしゃのアッコがセリフで参加。楽しいアルバムとなりました。
また歌詞カードは、16ページのブックレット!楽曲解説と写真で綴る平田輝50年史付など、僕なりに凝ってみました。CD全体を楽しんでおらえると嬉しいです。
みなさんのお気に入りの一枚となることを願っています。
平田輝